Adobe PageMaker

Adobe PageMakerアドビ・ページメーカー)とはアドビシステムズの販売するDTPソフトで、元来はアルダス社によって開発されていたが、バージョン5時にアドビによるアルダスの吸収によってアドビ製品となった。

最新バージョンは7.0(2001年11月リリース)。

1985年に最初のバージョンが発表され、当時唯一のWYSIWYG環境であったMacintoshによるDTPという市場を切り拓いた。DTPという概念自体、このアプリケーションを世に問うために、アルダス社社長ポール・ブレイナードが考案したものである。

ボックスを使わずに、紙面上の任意の場所に文字や画像を配置することができるなど、直感的な操作性を特徴とする。また、パソコンによるDTPソフトとしてはかなり初期の段階でカラー対応を果たしている。

1999年にアドビではAdobe InDesignを新規に開発し、QuarkXPressに対抗するDTPソフトとして販売を始めた。同社によると、デザイン要素の強いレイアウトワークにはInDesignを、ビジネスドキュメントにはPageMakerを、大量のマニュアルなどにはFrameMakerを、というように分類していたが、現在では、PageMakerからInDesignへの移行を推進しており、アドビストアでは PageMaker 7.0 から InDesign CS5(7) へのアップグレード版が販売されている。

ページメーカーはDTPソフトの先駆け的存在だったようですね。私も実習で何度かページメーカーに触れたことがあります。その時はもうイラストレーターの作業に慣れすぎてしまって、勝手の違うページメーカーの作業には四苦八苦した記憶があります。今にして思えば近年のパワーポイントのような使用感だったと思います。

インデの色々

アルダス社

アルダス(Aldus)は、15世紀の出版人アルドゥス・マヌティウス(Aldus Manutius)の名を冠した、出版関連のソフトウェアを開発・販売していたアメリカの企業。(現在は存在しない)

また、TIFFは、PageMakerをWindows向けに移植する際に同社が開発したものである。

現在隆盛をきわめるDTP(DeskTop Publishing)という言葉と概念は、同社の社長ポール・ブレイナードによって、1985年のAldus PageMaker(現在のAdobe PageMaker)のリリースと同時に生み出された造語であった。

またマクロメディア社から販売されていたグラフィックソフトウェア「FreeHand」は、当初アルダス社から出ていた。

1994年、 ブレイナードは同社をアドビシステムズに売却。アドビシステムズはFreeHandの開発・販売権をマクロメディアに売却。PageMakerは7.0を 最終版としてアドビから販売された。FreeHandはMXa(バージョン11.01)を最終版としてマクロメディアから販売された。

2005年4月にマクロメディア社自体がアドビに買収され(同年12月3日に買収は完了)、現在、いずれも開発・販売は終了している。

TIFF

DTPに携わる人間ならお世話になる機会が多いであろうTIFFティフTagged Image File Format)は、ビットマップ画像の符号化形式の一種である。タグと呼ばれる識別子を使うことによって、様々な形式のビットマップ画像を柔軟に表現することができる。拡張子は tif もしくは tiff。

TIFFフォーマットは、1986年にMicrosoft社及びAldus社 (現在はアドビシステムズに合併)によって開発された画像データフォーマット。画像データを、解像度や色数、符号化方式が異なるものでも様々な形式で一つ のファイルにまとめて格納することができるため、アプリケーションソフトに依存することがあまり無いフォーマットであると言える。現在はアドビシステムズ 社が著作権を保有している。何度かの改訂によって拡張が行われているが、その多くはタグの追加という形を取っており、過去に作られたデータとの互換性に配 慮されている。現在主流となっているのはTIFF Revision 6.0(以下TIFF6.0)だが、後に発行されたAdobe Pagemaker 6.0 Technical NotesおよびAdobe Photoshop Technical Notesなどにより若干の追加および変更がなされている。

現在では汎用の画像データ交換用ファイルフォーマットとして広く普及しているが、 かつてFM TOWNS、Macintosh、NeXTでよく利用され、Microsoft Windows 3.0でDIB(BMP)が標準になるまではWindowsでも標準の画像フォーマットの形式とされていた。白黒2値、グレースケール、 および様々なカラー形式に対応している。しかしあまりにも自由度の高い表現が可能なので、完全な互換性を保つことが難しくなっている。TIFFの規約もすべてのタグをサポートする必要はないと明記し、互換性の問題を低減するためのサブセットが提案されるが、必ずしもその基準は守られない。

TIFFでは、非圧縮、LZW圧縮、ZIP圧縮、連長圧縮の一種であるPackBitsなど様々な圧縮方法が使用可能である。そのほとんどは可逆圧縮法だが、TIFF6.0以降、JPEG圧縮もサポートされた。ファイルサイズを重視する用途では、白黒2値にはG4(MMR)圧縮、それ以外にはJPEG圧縮やLZW圧縮が使われることが多い。またDTPや印刷用途などでは非圧縮が使われることもある。LZW圧縮は、GIFと同じく特許上の問題により自由に使えない時期があった(日本では2004年6月20日まで)。

ウェブブラウザではInternet Explorerのバージョン9からTIFFの表示に対応している。

TIFFは画像を編集する中間段階で用いることが下記のような理由で効果的である。

  • たいていの編集用ソフトはTIFFフォーマットに対応している
  • JPEG圧縮を使わない限り、保存を繰り返しても基本的に画質が劣化しない
  • 色に関する制約が非常に少ない

JPEG圧縮

TIFF6.0で導入されたJPEG圧縮については、仕様上の不備が指摘されており、後に発行されたAdobe Photoshop Technical Notesによって大幅な変更が加えられた。この変更では、従来のTIFF6.0でJPEG圧 縮のために定義されていたCompression=6および関連タグを廃止し、代わりに新しくCompression=7およびそれに関連するタグが導入 されている。これによって様々な問題点がクリアされ実装も容易になったことから徐々にこの形式への移行が進んでいるが、互換性などの問題から従来の Compression=6も引き続き使われている。なおCompression=6ではタグの記述方法が難解なことなどから、TIFF6.0の仕様にさ えも準拠せず独自の解釈でエンコード/デコードを行うアプリケーションソフトウェアも少なくない。そのため、JPEG圧縮のTIFFファイルの中には著しく互換性の低いものがある。

マルチページ

ひとつのファイルの中に複数の画像を格納したマルチページファイルを 構成できるのもTIFFの特徴のひとつである。タグ情報はページごとに独立して管理されるため、ページごとに画像のサイズ、圧縮方法、カラー形式などを独 立して決めることができる。ページ数自体に制限はないが、あまりにもページ数が多いとTIFFの理論的な上限サイズである4GBに達することがあるため注 意が必要である。またアプリケーションソフトウェアによっては2GBまでしかサポートしないものもあるため、2GBを実質的な上限サイズと考えた方がより安全である。

マルチページファイルは、各ページが持っている「次のページ」の先頭へのポインタによって連結された線形リストとして実現されている。ここでいうポインタとは、ファイル先頭から数えたバイト数 のことである。同様のポインタは、ファイル上の様々なデータの位置を表すためにも使われている。したがって、複数のTIFFファイルを単純に連結しただけ ではマルチページファイルにはならないし、逆にマルチページファイルの一部を単純に切り出しても正常なTIFFファイルにはならない。

DTPのあれこれ

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